近況報告(大木 真智子さんから)

今思うこと

 高校を卒業して、早50年、時が経ったことに驚きを感じます。

 今、高校時代を振り返れば、なにもかもキラキラと輝いていたように思います。若かったこともあり、未来への夢や希望に胸を弾ませていた時代だったように思います。(年取った今だからそう思えるのかもしれませんが。)

 高校卒業後、大学を出て、それから38年間中学校の教員として勤務しました。職に就いて10年くらいは、夢とは違う現実の厳しさに度々突き当たり、自分の指導力のなさをひしひしと感じて思い悩むことも多々ありました。その後、大学時代の恩師が東京で毎月研究会を開いてくださっていたので、時々それに参加させて頂き、何とか定年退職まで勤めることができました。

 退職後は、地元のコミセンで行っている「十王はなまる塾」で週1回、中学2、3年生に1時間ずつ授業という形で、国語を教えています。今年で9年目になります。夜7時半からなのでしんどいと感じることもありますが、頑張って勉強する中学生の姿を見ると、こちらも元気をもらいます。微力でも社会に貢献できればと思っています。

 あとは、習い事、家庭菜園、ガーデニング(庭いじり)、ボランティアなど、のんびり過ごしています。習い事で仲間と話すことは楽しく、学ぶことも多くあります。花を育てていても雑草との闘いですが、花が咲いた時の喜びは大きく、手を掛ければ掛けただけのものが返ってくることを自然から教えられます。

 高校時代も含めて、多くの人々との出会いや支えがあって今がある。感謝の気持ちを忘れず、これからも1日1日を大切に、前向きな気持ちで過ごしていきたいと思います。