近況報告(真柳 美子さんから)
卒業50年を迎えて
この度は在郷の皆様のご尽力により、卒業50年記念の同級会を企画していただきましてありがとうございました。
私にとって長井高校での生活は、部活や文化祭など楽しくキラキラした青春を謳歌した3年間でした。高校での経験は同級生との交流やかけがえのない友人を得た事、進学や仕事を得たことも含めて人生の指針を得たことは私の大切な宝物です。
私はちょうどコロナ禍と同じ時期から体の不調を感じていました。そしてその1年後、意識不明の状態で病院に搬送されましたが、運良く命が助かりました。ただ良くても寝たきりになる可能性が高いとのことで、要介護4と指定難病の判定を受けて退院をいたしました。幸い薬(ステロイド)が体に合い、リハビリも上手くいって劇的な回復をいたしました。現在は要支援と難病はありますが、旅行や軽い運動、趣味の講座や集まりなど、ほぼ問題なく元気に過ごしております。(友人にはあなたのような元気な要介護の人は見たことない!と言われています。)
また一命を取り留め、このように元気になったことについては、何人かの方から双子の妹である輝子の命を頂いたのではと言ってくださり、私もそのように感じております。輝子は突然の病(白血病)で28歳の若さで逝ってしまいました。運良く助かった命、妹の分も悔いのないように、今後を大切に生きていきたいと思っております。
妹のことは長い間、あまりにも辛くて封印しておりましたが、ようやく40年を経て公に話をすることが出来るようになりました。この同級会に一緒に参加できていたらと、心から残念でなりませんが、この機会に同じ時を過ごして下さった方々に、少しでも思い出していただけましたら幸いに存じます。
卒業して50年、改めて故郷の良さやありがたさを実感する今日この頃です。 皆様もお元気で、また再会ができることを願っております。